長年の懸案でありました環境の森センター・きづがわの完成にあたりまして、地元の皆様をはじめ、住民の皆様、関係者の皆様の深いご理解とご協力に心より感謝を申し上げます。
 関西文化学術研究都市の中核に位置する木津川市・精華町では、木津川市精華町環境施設組合を設置し、可燃ごみを広域的に共同処理しています。
 既存のごみ焼却施設の老朽化と人口増によるごみ量の増加のため新たなごみ焼却施設として環境の森センター・きづがわの建設を木津川市が担い、完成後の施設運営を木津川市精華町環境施設組合が担うこととしました。
 環境の森センター・きづがわの建設にあたりましては、ごみ量・ごみ質の変動に対応し、安定的な運転が継続できるよう、広いごみピットや焼却空気量の最適化などの技術を採用するとともに、焼却による熱を活用して、高効率のごみ発電を行うことで温室効果ガス排出量の削減にも寄与する施設といたしました。
 この施設の建設に至るまでには、平成20年2月に建設計画を作成して以来、建設候補地の選定、生活環境影響調査及び敷地造成工事などの諸準備に約7年間、その後、平成27年3月から施設の実施設計・工事に約3年5ヶ月間を要して完成いたしました。最新の技術を用いた施設の完成によりまして、住民一人ひとりにごみや環境に関心をもっていただき、循環型社会が更に推進する契機になれば幸いです。
 今後、環境の森センター・きづがわの施設運営にあたりまして、安全と良好な生活環境に配慮して、地域の皆様に信頼されるよう、努めてまいります。
                                               平成30年9月
管理者 木津川市長 河井 規子